新潟市西区の歯科・歯医者

虫歯

虫歯の早期治療を

虫歯になると、歯が痛んで眠れなかったり、冷たいものを口に入れた際に激痛が走ったりします。虫歯は放っておけば自然に治るという類のものではありません。むしろ治るどころか、時間が経てば経つほどその症状は悪化してしまいます。
また虫歯は、初期段階のうちに治療を行うことでより簡単に、そして負担なく治すことができます。
虫歯を発見したら、即座に歯科医院を受診し治療を開始しましょう。


虫歯の段階別治療法

小さな虫歯

痛みも感じないような小さな虫歯の場合、患部を少し削ってそこを樹脂で埋めるという非常に簡単な治療法により虫歯を治すことができます。1度の通院で治療を完了することも可能です。

中程度の虫歯

虫歯がある程度進行してしまうと、虫歯菌におかされている部分を広く削る必要があります。そのため削った部分の再建には詰め物を使用する必要があります。詰め物を作るには型を取る必要があるため、最低でも2回の通院が必要です。

大きな虫歯

虫歯がかなり進行してしまっている場合、歯の大部分を削って被せ物をする必要があります。虫歯が神経にまで及んでいることも多く、その場合は神経の治療もする必要が出てきます。
また、治療にもある程度の時間を要しますので何度か通院する必要があります。


虫歯の痛みを抑える方法

虫歯で痛みを感じるようになると、それはある程度症状が進行しているサインですので直ちに治療を受ける必要があります。ただ、夜中など病院が開いていない時間に歯が痛くなってしまうこともありますよね。
そこでここでは、虫歯の痛みを少しでも和らげる方法についてご紹介させていただきます。

①歯磨きをする

虫歯の痛みを抑えるためにはまず、しっかりと歯磨きをして口腔内を清潔な状態にすることが大切です。また歯磨きをした後は、うがい薬を口に含み、歯の奥の方にまでしっかりといきわたらせることで口腔内を消毒しましょう。

②痛い部分を使わない

食事をする際は、できるだけ痛む部分では噛まないようにしましょう。
虫歯になっている歯で食べ物を噛むと、それが刺激となって痛みが増すことがあります。

③市販の鎮痛剤を服用する

眠れないほどの痛みやうずくような痛みがある場合には、ドラッグストア等で市販されている鎮痛剤を服用するのもいいでしょう。
ただし、痛みがひどいからといって沢山の鎮痛剤を服用するのは危険です。鎮痛剤は、用法・容量を守って正しく服用しましょう。


ドッグベストセメント(自費診療)

ドックスベストセメントとは、アメリカで開発された、今までのむし歯菌を削って治すという発想とは全く違う、“虫歯菌を削らないでミネラルで殺菌する”という画期的な治療法です。ドックスベストセメントは、アメリカ最大の歯科関連団体であるADA(アメリカ歯科医師会)において安全な薬剤として許可を受け、アメリカでは一般的に用いられている製品です。

①痛みが少ない
ドックベストセメント治療は出来るだけ歯を削らないことが特徴ですので、治療時痛みを感じることはほとんどありません。
②歯の神経を残せる可能性が高い
虫歯を削ると神経に達してしまい、神経を取る確率が高くなります。ドックベストセメント治療は、ほとんど歯を削らないので、神経を残せる確率が高くなります。
③虫歯で柔らかくなった歯を硬くします
ドックベストセメントは、虫歯菌に侵されている歯の内部の象牙質を銅イオンで殺菌することにより、柔らかくなった象牙質の再石灰化を促進し、硬く治してしまいます。
④殺菌力が長く続く
ドックベストセメントは銅イオンを放出し続けるため、殺菌力は永続的に続きます。

親知らずの治療をしたい

親知らずのトラブル

親知らずはトラブルが起こりやすい部分です。虫歯になりやすいことはもちろん、肩こりがひどくなったり疲れがたまったりすると、親知らずの周囲が腫れてしまうという方も多いようです。
そんなちょっと厄介な親知らずですが、治療法としてもっともポピュラーなのはやはり抜歯をすることでしょう。


親知らず治療の流れ

1. 初診

親知らず治療の流れ

当院では、治療の安全性を最優先に考えております。そのため、初診当日には抜歯を行っておりません。
初めてご来院いただいた際には、問診、触診、レントゲン撮影、そして、場合によってはCT撮影により患部の状態や親知らずの生え方などについて確認し、その状態を詳しく把握します。そして炎症や腫れが認められる場合には、抗生剤を処方し、まずはこの腫れと痛みに対処します。

2. 抜歯

親知らず治療の流れ

腫れや痛みが落ち着き、安全に抜歯できる状態になった段階で、抜歯をします。抜歯時は麻酔が効いているため痛みを感じることはありませんし、当院では麻酔についても、表面麻酔を使うなど時間をかけて行っておりますので、抜歯の最初から最後まで、最低限の痛みしか感じません。

3. 抜歯後

親知らず治療の流れ

抜歯をした翌日は、抜歯痕の確認と消毒のためにご来院いただきます。また傷口の縫合をした患者様は、約1週間で抜糸となります。


よくある質問

Q.親知らずはやはり抜いたほうがいいのですか?

A.歯を抜くとなると、痛みや腫れなど、いろいろな不安があると思います。実際、親知らずが生えているからと言って必ず抜かなければならないというわけではありません。
ただし、親知らずのせいで歯並びに影響が出ている場合や、親知らずと噛みあう歯がない場合、親知らずの前に生えている歯が虫歯になりやすくなってしまっている場合には、抜歯をおすすめします。
今まで抜歯をした経験がないという方は、念のため気持ちやスケジュールにゆとりのある時に抜歯をするといいでしょう。

Q.親知らず3本を一度に抜くことはできますか?

A.3本の親知らずを抜く際は、できれば1本ずつ、最低でも2本と1本に分けて抜歯することをおすすめします。特に下に生えている親知らずを抜歯する場合、上に生えている親知らずを抜歯するのと比べて食事の際に不便が生じやすくなります。そのため一度に左右の親知らずを抜いてしまうのではなく、右側の上下、左側の上下、といったように2本同時に抜く場合も左右ではなくてどちらか一方の上下の歯を抜くことをおすすめします。

Q.完全に埋まっている親知らずを抜くことはできますか?

A.親知らずが歯ぐきの中に埋まっていても、現在何の不具合もなく、さらに将来的に正常に成長してくることが予想される場合には無理に抜く必要はありません。ただし、親知らずが歯ぐきの中で変な方向に向かって伸びているような場合や、痛みや腫れが生じているような場合には、抜歯をする必要が出てきます。その際の抜歯は通常の場合と比べて多少難易度が上がります。

Q.腫れや痛みはどのくらいですか?

A.まず痛みについてですが、抜歯後3日程度は痛みを感じる場合があります。当院では抜歯後、鎮痛剤を処方しておりますので痛みに関してはそこまで心配する必要はありません。
また腫れについてですが、抜歯後はある程度の腫れが予想されます。しかし3日もすればだいぶ引いてくるでしょう。

そして抜歯後最も多いのが出血に関するご相談です。親知らずを抜いた部分にかさぶたが張るまでは、どうしても出血しやすくなってします。
血行を促進する作用のある飲酒や激しい運動、長時間の入浴をすると出血がひどくなる恐れがありますので数日間はこれらの行動を避けましょう。また抜歯後に出血してしまっても清潔なガーゼ等を噛めば止血することが可能です。


親知らずを放置するリスク

親知らずが痛む場合、あるいは親知らずが原因で炎症が起こっている場合、親知らずを抜歯するのが最も確実な治療法です。ただ、「抜歯」とするということにはどうしても恐怖心がありますよね。

しかし親知らずを放置することには、様々なリスクが存在します。
例えば親知らずが横に向かって生えている場合、隣の奥歯の歯根部分を親知らずが押してしまい隣接する歯にまで悪影響が及んだり、ひどい炎症を起こしてしまったりすることがあります。
また親知らずが傾いて生えているために隣の歯と重なっているような場合には、その部分をブラッシングすることができないため、虫歯になりやすくなってしまいます。

親知らずの抜歯はしっかりと麻酔を施したうえで行っていきますので、そこまで心配する必要はありません。問題を抱えている親知らずを放置していると大変なことになりますので、できるだけ早く治療を受けるようにしましょう。


歯石を除去したい

歯石除去の必要性

歯石とは、歯に付着した歯垢が、唾液の中に含まれているカルシウムと結合することでできるもので、いわば細菌の塊のようなものです。そしてこの歯石は、放置していると口臭や虫歯、歯周病を引き起こすことがあります。
歯石は毎日歯磨きをしていても徐々にたまってきてしまいます。そこで定期的に歯科医院を受診し、歯石の除去を行う必要があるのです。


歯石除去の流れ

1. 検査

歯石除去の流れ

歯石除去をするにあたってはまず、歯と歯茎の状態を検査し、出血や腫れの有無、歯が動いているかどうか、口腔内の衛生状態などを確認します。また、歯周ポケットの測定も行います。

2. 歯石除去

歯石除去の流れ

検査完了後、さっそく歯石除去を始めます。当院では、超音波振動によって歯石を粉剤処理する機械と、ハンドスケーラーの2つのツールを用いて歯石の除去を行います。
まずは、超音波と水を同時に出す機会を用いて、歯石をどんどん落としていきます。そして機械では落としきれなかった歯茎の中の歯石や、入り組んだ場所の歯石については、ハンドスケーラーにより丁寧に除去していきます。

また、歯石除去の際の痛みが心配な方のために、施術中に痛みを感じる場合には麻酔をしてから歯石を除去しています。そのためあまり痛みを感じることはありませんのでどうぞご安心ください。

3. メンテナンス

歯石は一度除去すれば二度と除去しなくていいというものではありません。そのため、定期的なメンテナンスが必要となります。
歯石を長期間放置してしまうと、その症状によっては外科的手術が必要になることもあります。手術となると体にも負担がかかりますので、定期的なメンテナンスを心掛けましょう。


歯石を取ると歯がしみる?

歯石を取ると、しばらくの間歯がしみるようになってしまった、なんて経験はありませんか?

人間の歯は外側から順にエナメル質、象牙質、歯髄という組織が層になってできているのですが、何らかの理由によってエナメル質が損傷してしまい、象牙質がむき出しに、あるいは象牙質の上のエナメル質がとても薄くなってしまっている場合があります。
そして象牙質が露出していると本来は歯がしみるはずなのですが、歯石によってその部分がコーティングされていると、象牙質が保護されているため歯がしみないことがあるのです。

つまり、歯石を除去したことにより歯が本来の姿を取り戻し、その結果歯がしみるようになることがあるというわけです。

ただこれは一時的なもので、しばらく時間が経過するとしみなくなってくることがほとんどです。もし一時的に歯がしみたとしても、歯石をそのまま放置しておくよりははるかにましですので、定期的に歯科医院を受診し、歯石を除去するようにしましょう。